長年大切にされ、現代において使われなくなった石蔵を一戸前(ひととまえ)、
石壁も、梁や床の木材も、東京青山へと移し、つくり上げたAoyama Wine Baseの空間。
石蔵を見つけ出した石川県小松市は
国会議事堂にも使われる、厳かな味わいのある石材で有名な地です。

約200年前から、良質の石が産出され続けている、本山石切場

石の文化が残るこの地で、およそ100年の間、家財を守り続けてきた石蔵

風雪に耐え、豊かな表情を讃えるようになった石材

石を運ぶ船の底板が蔵の床板となっており、先人の知恵が見える

重厚な柱や梁も、ワインセラーの柱として再利用させていただくことに

昔のモルタルを手作業で剥がす作業は、高度な職人技術が要求される

蔵で使用されている水田丸石はもう現在では新たに採られていない。
近くで採石されている滝ヶ原石は、かすかに緑色を帯びた灰白色。

風にそよぐ稲穂ごしにかつての石切り場跡を望む

石材、柱、床板に至るまで、先人の思いとともに東京・青山で受け継がれます